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プロフィールにビジョンとミッションをこめて

ご存知の人もいらっしゃると思いますが,私はここしばらく,教育分野での起業を目指していました。起業に向けて2013年に初めて私自身のビジョンとミッションを立案し,約1年ごとに見直してきました。

ビジョンとミッションの立案には倉貫義人さんにご指導いただきました。ぜひ倉貫さん執筆の「ビジョンとミッションの大切さ 〜 ミッションの気付きとビジョンの見つけかた」を読んでいただけたらと思います。

私は倉貫さんの会社ソニックガーデンのビジョンとミッションを参考に自分のビジョンとミッションを書きました。

一方,私が具現化したい教育の理想像を2013年にまとめました。

教育理念:まとめ

  • 主体的な学びを促進する場をつくる
  • 個性に応じて適切な学びの機会を与える
  • 現実社会の中から問題を抽出して解決する経験を積ませる
  • レビューを重視する
  • 自ら学ぶ力を習得させる

2015年に見直すにあたって,ビジョン/ミッション/教育理念をもっと関連づけて統合した形にしようと考えました。それは,ある方に2015年版のビジョンとミッションの草案を見せたところ「もっと尖ったほうがいい」「教育の理想像をぶつけたほうがいい」とアドバイスいただいたことがきっかけでした。

そういうところにタイミングよく,倉貫さんが Medium を始めました(https://medium.com/@kuranuki)。そこに次のような印象的なフレーズが書かれていました。

ソニックガーデンというソフトウェアの会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」の精神で、プログラマという仕事を誇れるものにすることがミッション。ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp

Twitter の140文字制限でも流布できるくらい,短いフレーズにまとめられたプロフィールに,倉貫さんのビジョン/ミッションがこめられているのです。

私は140字以内のプロフィールに2015年のビジョン/ミッション/教育理念をこめることを決意しました。熟考して書いたのが,ブログにも掲載している次のプロフィール文です。

北九州市立大学でプログラミングを教えています。「自ら学ぶ力を持たせる」「個性に合わせて長所を伸ばす」「現実社会の問題解決の経験を積ませる」教育を広めることがミッションです。創意工夫にあふれた社会にしたいです。

今まで私が書いていたミッションは「多能工プログラマと起業家マインドを持ったエンジニアの育成」という一言にまとめられると考えました。

次に先ほどの5つの教育理念を目的寄りと手段寄りの2種類に分類すると,次の3つがより目的に近いと思いました。

  • 個性に応じて適切な学びの機会を与える
  • 現実社会の中から問題を抽出して解決する経験を積ませる
  • 自ら学ぶ力を習得させる

これを自分が特に大事だと思う順番に並べ直します。

  1. 自ら学ぶ力を習得させる
  2. 個性に応じて適切な学びの機会を与える
  3. 現実社会の中から問題を抽出して解決する経験を積ませる

このような教育理念に沿って「自ら学ぶ力を持たせる」「個性に合わせて長所を伸ばす」「現実社会の問題解決の経験を積ませる」教育を広めることを新たなミッションとして定義しました。

この延長線上にどのような世界が広がるのでしょうか。以前のビジョンでは「多様性を尊重し合う社会にする」としていました。それよりももう少し具体的でミッションにより近い理想像として「創意工夫にあふれた社会にする」というのを考えました。

プロフィール文をこのようにまとめました。ビジョンとミッションを長々しく書くよりも想いが伝わるのではないかと思っています。

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