宇宙に関する共同研究開発の可能性セミナー開催報告
2023年11月22日に,これから宇宙の研究開発を始めたい研究者・企業と,NewSpaceを繋げる「宇宙に関する共同研究開発の可能性セミナー」を開催し,12団体から合計40人が参加しました.次回は2024年夏に実施する予定です.
開催要項
- 開催日時: 2023年11月22日水曜日13:00〜
- 会場: HIBIKINO ODORIVA (北九州市若松区ひびきの2-1産学連携センター1階)
- 主催: 北九州市立大学 国際環境工学部
- 後援: 公益財団法人北九州産業学術推進機構
- Co-Sponsored: IEEE AESS
IEEE AESSからProf. Hongbo Sun先生の航空旅費の援助を得ましたが,チラシの印刷の前に,IEEE AESSからの承認が間に合いませんでしたので,チラシに掲載できなかったことを深くお詫びします.
設立趣意
宇宙開発は総合工学であり,ありとあらゆる分野が宇宙に貢献できる可能性があります.PIや将来のPIの卵,今は宇宙産業ではない民間企業にとって,自分の有する技術シーズや知見が,どのように宇宙開発に貢献することができるのかを知る機会と場を創ることが強く求められています.それにより,宇宙開発が大いに発展し,必要なコストを下げることができると確信しています.そのような場をここに設立します.
経緯
2023年8月31日から9月1日にかけて岐阜県下呂市水明館で開催されたSWEST25にて,インターステラテクノロジズ株式会社の森岡 澄夫様より基調講演「NewSpace時代の民間宇宙ロケット・衛星に求められる組み込み技術」を講演いただくことになり,分科会「基調講演を聞いて『宇宙の組込みシステム研究開発をしたい!』と思った人が何から始めたらいいかを話す分科会」を企画しました.
2023年10月に共同研究者である千葉大学のJosaphat Tetuko Sri Sumantyo(ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ)先生より,IEEE AESS の Distinguished Lectures として Prof. Hongbo Sun先生を日本に招聘しようという話をいただき,11月21日に千葉大学で,11月22日に北九州学術研究都市で,それぞれ開講することとなりました.
北九州学術研究都市で開催するにあたり,北九州市立大学国際環境工学部の主催とし,北九州産業学術推進機構(FAIS)の後援を得ました.IEEE AESSからProf. Hongbo Sun先生の航空旅費の援助を得ましたが,チラシの印刷の前に,IEEE AESSからの承認が間に合いませんでしたので,チラシに掲載できなかったことを深くお詫びします.
まだ私たちは宇宙に関する研究を始めたばかりなので,専門的な内容を深めるよりも,広く話題があった方が良いだろうと考え,Prof. Hongbo Sun先生には,2つのトピックの概説をお願いし,また日本人講演者として,株式会社minsora代表取締役社長の高山久信様,株式会社ダイモンCOOの三宅創太様にも依頼しました.Prof. Hongbo Sun先生はサービス精神旺盛で,さらに宇宙に関するトピックも追加していただけました.講演者の皆様に深く御礼申し上げます.
当日は12団体から合計40人の方にご参加いただけました.深く御礼申し上げます.交流会では軽食・飲み物のほかに,宇宙の店より宇宙食を取り寄せて提供しました.
次回は2024年夏に北九州市内で開催することを目指したいと考えています.