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山崎進は博士後期課程の学生を育てる気があるのか?

山崎進研究室において博士後期課程の学生をどのように育成するつもりなのかを考察しました.

結論

  • Q. 山崎進は博士後期課程の学生を育てる気があるのか?
  • A. Yes.ただし,学生が自発的に博士後期課程に進学したくて,かつ,当方の技術シーズに関連する研究(後述)を行いたい場合に限定する.なお,貿易輸出管理規制の対象となるため,多くの場合留学生は残念ながら受け入れられない可能性が高い.

論旨

  1. 山崎進研究室において,研究テーマを指導教員から与えるのではなく学生自身が決めるという方針を貫くのが大前提
  2. 学生のライフワークにつながるような研究テーマが理想
  3. 1,2を前提にした上で,博士後期課程に進学するのであれば,大賛成
  4. 博士後期課程においては,なぜその指導教員を選ぶのかの論拠がとても重要
  5. 指導教員を選ぶ理由の1つになるのが,指導教員の専門性
  6. 山崎進が,学位取得に求められる水準まで指導できるテーマは,基本的に自身の技術シーズに関連する研究(後述)に限定される
  7. 山崎進の技術シーズの多くは貿易輸出管理規制の対象である.
  8. 仮に貿易輸出管理規制の対象ではない研究テーマを選んだとしても,遵法上は,貿易輸出管理規制の対象の研究テーマを行う学生から隔離する必要がある.
  9. しかし,施設面で8を叶えることはできない
  10. よって,貿易輸出管理規制の主対象である留学生を受け入れることは極めて困難

山崎進の技術シーズに関連する研究とはどのようなものがあげられるか

  • MPSoC(FPGA, CPU, GPUなど)の計算パワーを引き出し,エネルギーあたりの性能を追求する研究
  • プログラミング言語処理系のコード解析・コード生成・コード最適化に資する研究
  • Elixirのメタプログラミングを活用する研究
  • 論理回路の高位合成に資する研究
  • 論理回路・ソフトウェアのレベルで放射線耐性やサイドチャネル攻撃耐性,耐障害性を高める研究
  • 多倍長整数演算を活用する研究
  • 高速あるいは高精度な数値演算ライブラリに関する研究
  • 3次元グラフィック技術・シミュレーション技術・デジタルツインに関する研究
  • 静的サイトジェネレータに関する研究
  • タスクランナー・ビルドツールに関する研究
  • 高速信号処理・ネットワーク通信・高速無線通信・高速光通信・レーダー等の実現に資する研究
  • ソフトコアCPU・CPUシミュレータに関する研究
  • 代数学のコード生成・最適化・論理演算への応用に関する研究
  • 衛星・宇宙機向け論理回路・ソフトウェアに関する研究
  • セキュア指向RTOSの活用に関する研究
  • Software-Defined Everything (SDx)の実現に資する研究
  • スマート農業の実現に資する研究
  • 形式手法の応用,とくにコンパイラのコード生成器・最適化器の正当性検証やソフトウェア工学分野への応用,安全性確認に資する研究
  • グラフ問題の並列化に関する研究
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