科研費基盤C「MPSoCとSAR衛星によるリアルタイム土砂災害情報提供システムの実現可能性検証」
2022年から2025年の研究期間で科研費基盤Cの助成を受けてPelemay技術を応用したリアルタイム土砂災害情報提供システムの実現可能性検証に関する研究開発プロジェクトを行います。
研究開発題目
MPSoCとSAR衛星によるリアルタイム土砂災害情報提供システムの実現可能性検証
概要
集中豪雨等の被害を抑え速やかに復旧するために,観測から数十分程度で土砂災害情報を災害対策本部や市民に配信するリアルタイム土砂災害情報提供システムを今後10年程度で実現可能か?という「問い」を検討します。
それにあたって,SAR(合成開口レーダー)衛星とデータ処理衛星,地上局コンピュータを組み合わせます。本提案システムの基本構成要素として,スマートフォンなどで広く用いられるMuplitple Processor System on Chips(MPSoC)に着目します。MPSoCは,低消費電力でありながら,高性能であり,しかも1つの集積回路として小型化されているので,データ処理衛星と地上局のコンピュータで優れた適性を持ち,データ処理衛星の小型化・省電力化・高性能化を図れます。このような方向性でのリアルタイム土砂災害情報提供システムの実現可能性検証を本研究の目的とします。
研究期間
2022〜2025年度(令和4〜7年度)の4年間