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今興味の向いたことだったら集中できるタイプの研究者がとるべき「締切を守る」研究スタイル

私山崎進は興味の向くことへの集中力がある一方,興味が向かないことに気持ちを向けるのに時間がかかります.そういうタイプの人におすすめの研究スタイルを紹介します.

名著「7つの習慣」の教える第3の習慣

名著「7つの習慣」の教える第3の習慣の教えは 「重要だが緊急でないことに時間を割け」 です.

「重要で緊急なことに時間を割け」ではないの?と思った人は,ぜひ「7つの習慣」を手に取って読んでみてください.

締切のある仕事の進め方について

締切がある仕事について,大抵の場合は,最初の通知の時点では,締切まで猶予があるものです.もちろん,そうではない仕事もありますが,それは一旦置いておきます.

最初の通知時点で締切まで猶予のある仕事の依頼については,まず通知を受けた時点からできるだけ速やかに,ざっとどのような仕事の内容か,どのくらいの時間を要しそうか,どの人と関連しそうか,などについて把握することが重要だと思います.この時の最重要ポイントとしては,他の人に依頼する必要のあることは,早めに他の人に依頼してしまうということです.

今あるタスクを見渡して,もし緊急の仕事がなければ,最も興味がある仕事に集中しましょう.もし今,先ほど依頼された仕事に興味が向いているのであれば,集中してその仕事を進めてしまうのが良いと思います.もしそうでなかった場合には,まだ締め切りに余裕があるので,先ほど依頼された仕事を保留にして,最も興味がある仕事ができます! ここがとても重要で,締め切りに余裕がある間は,今一番興味がむく仕事に集中して他は何もしないという,最も効率の良い研究スタイルをとることができるのです! これこそ,そういうタイプの人にとっての第3の習慣の恩恵です.

今あるタスクを見渡した時に,緊急の仕事がある場合には,仕方がないので,その仕事に取り組みます.しかし,多くの場合,前もって準備を進められているので,そのような「仕方がない」時間は短くて済むはずです.締切まで余裕のない仕事の依頼についても,さっさと終わらせてしまいましょう.普段からこういうスタイルで仕事をしていれば,そういう仕事はそう多くないはずです.

結果について

こういう仕事の進め方をしていると,最も興味ある仕事に集中する時間が増えるので,モチベーションを高く保つことができます.仕事の効率も高まります.締め切りに遅れることは滅多にないでしょう.周りから信頼されるようになります.時間に余裕が生まれます.

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