「できの悪い子ほど可愛い」という言葉がある
2007年から大学教師をやっていてわかったんだけど,私は元から優秀な学生を世界レベルで戦えるくらいの一流レベルにまで指導する器量も意欲もない。たぶん持て余す。
それよりか,自分に自信がなかったり,要領が悪かったり,欠点があったりするくらいの学生の方が,むしろ指導しやすいな〜といつも実感している。
そりゃ,箸にも棒にもかからないような学生だったら,それはそれで指導困難だろうと思う。とはいえ,元から優秀な学生と箸にも棒にもかからない学生の究極の二択が与えられたとしたら,ついつい後者を選んじゃうんだろうなぁ。
私の指導スタイルとか適性とかが,学生の眠れる知的好奇心を喚起させ,潜在意識の中から将来の天職がどのようなものかを引き出し,それに近づくための基礎能力を開発していくところに強みがあると自分で思っている。
学生たちには,やりがいのある,そして楽しいことを見つけてほしいんだよね。それを一緒に探して見つけた時には,私も本当に嬉しい。
進路指導とか,キャリア教育とか,就職活動とか,そういうことは,こんな感じで取り組むのが当たり前にしたいよね。