千葉大学環境リモートセンシング研究センター共同利用研究「SAR信号処理で用いるFFT/逆FFTの高速化」
2022年に採択された科研費基盤Cの研究を進めるにあたって,2023年度に千葉大学環境リモートセンシング研究センターのヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ(Josaphat Tetuko SRI SUMANTYO)先生と共同研究を開始しました.
研究開発題目
SAR信号処理で用いるFFT/逆FFTの高速化
概要
合成開口レーダ(SAR)信号処理で用いるFFT/逆FFTの高速化を図り,オンボードでマイクロ波信号受信と同時並行でSAR再生処理を行えるようにすることを目指す.2023年度は次の目標を掲げる.
- FFT/逆FFTで用いる基本演算と三角関数CORDICアルゴリズムを行うRISC-VベースのDSP(Digital Signal Processor)命令を設計する
- 円偏波合成開口レーダ(CP-SAR)で行われているSAR再生アルゴリズムのソフトウェアを高級言語で実装する
- 2を用いて,CP-SAR生データを処理して,SAR画像が得られることを確認する
将来的には2をコンパイルして1を生成し,1を実行できるDSPをFPGAで設計・実装し,CP-SARに提供する.
研究期間
2023年度(令和5年度)