ZACKY's Laboratory 山崎 進 研究室 Page Topへ

2023年の研究目標の達成状況ふりかえり

2023年初頭に立案した研究目標について,達成状況を中心にふりかえりました.

プログラミングに取り組む時間を増やすように心がける

この目標は十分に達成しました.プログラミングに取り組む時間は飛躍的に伸びました.隙間時間にAtCoderに興じることもしました.

Pelemay Backendの次世代プロトタイプを開発する

この目標は道半ばです.

構想はPelemayBackend(第2版)のコンセプトに示すように,確固たるものが出来上がりました.また,ElixirConf US 2023にて,この構想に海外の動向を即席で取り入れ,LTで発表しました. さらに,GitHub ActionsによるCIを構築することに力を入れました.

2024年には,引き続き,CIの構築・整備をさらに進め,その後で第2版のコンセプトに沿ったバックエンドを構築していきたいと考えています.

研究基盤となるパイプライン・プロセッサを開発する

この目標については,SystemVerilogによるRISC-Vのパイプライン・プロセッサのプロトタイピングを行い,一定の目処が立ちました.

TOPPERS/ASPカーネルを元に各種TOPPERSカーネルをRISC-Vに移植する

この目標については,第13回TOPPERS活用アイデア・アプリケーション開発コンテストに応募して,金賞を受賞しました.応募内容はこちらにまとめています.TOPPERS RISC-V ワーキンググループ発足に向けて,短期・中期目標と計画を立案し,承認されました.

今後は,まず立案した短期目標の達成に向けて,計画を進めていきます.

研究基盤となるBEAMを開発する

この目標については,力武健次技術士の助言をいただいて,大いに理解が進みました.

これらを支援する開発支援ツールを開発する

この目標については,少しずつ進捗しているという状況です.

フォールト・トレラントな,衛星データの分散・並列処理系を確立する

この目標については,未達成です.今後の課題となりました.

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